人生の最終段階での医療ケアについて話し合っていますか??
https://www.nhk.jp/p/ts/1ZN13MQ53W/
この番組について<https://www.nhk.jp/p/ts/1ZN13MQ53W/より>
高齢化が進行し、癌が国民病と化した現在の日本。7割以上の人が病院で最期を迎える。
そんな病院の中でも 、 末期がんなど重度の医療ケアが必要な人や、在宅の望めない人を受け入れる療養病棟。 そこはまさに医療のセーフティーネット。
その最前線に立つ看護師は、 意思表示の難しい患者さんのわずかな変化も見逃さず、 そこでの 日々が最善であるよう努める。
ただ 苦痛を取り除くだけでなく、その人らしい「 限りある生のかたち 」 を求めて日々奮闘する。
そして、訪れた最期から、その人なりに「生き切った命」を見届ける証人となる。
患者さんや、その家族、そして彼らと関わる医師や看護師の、葛藤や、怒りや、悲しみや、小さな喜びや、笑顔や、素顔の先にあるドラマを通して、
「死を迎える」ことと、「生きる」ことの意味を問いかける。 それは、私たちの未来への一筋の光につながっていくはず。
「お別れホスピタル」それはー死の一番そばにある病院で繰り広げられる、壮絶で、けれど愛にあふれた人間ドラマです。
さて、お別れホスピタル - NHKの番組紹介と合わせて、あるデータが紹介されました。
『人生の最終段階での医療ケアについて、家族や医療従事者等と話し合っていますか』
多くの方は話し合っていないようです。
私のエンディングノートセミナーの中で
エンディングノートに『延命治療はしなくていい』と書いただけでは希望通りにならない事の方が多いと話しています。
終末期を迎えた時に、
【緩和ケア】【延命治療】【安楽死】【尊厳死】【臓器提供】【献体】などのような選択肢があります。
すでにお考えで、準備されている人もいるかもしれません。
突然訪れるかもしれない「もしもの時」に、あなたの考えが第一に尊重されるよう、事前に意思表示しておくことが大切です。
病気の告知、延命治療など、本人でさえ難しい問題だと思いますが、遺された家族にはもっと難しい選択になります。
ただ、ご自身で考え、決めていたとしても、その通りにいかない可能性もあります。
なぜなら、こうしたいという希望があっても、家族に伝え、理解してもらわなくてはいけません。
万が一の時、「エンディングノートに延命治療はしない」と書いてあったとしても、
家族にとっては大切な人が少しでも長く生きてほしいという想いからその内容を受け入れることができないかもしれません。
可能ならば主治医にもお伝えしてください。
お医者さんにとっては「命を助ける」ことが第一ですよね。
お医者さんが「延命治療をしない」ということにはリスクがある・・後々、医療ミスなどを理由に訴えられる可能性もある。
ですから希望される場合には元気なうちに家族と話し合っておくことが大切です。
【緩和ケア】 疼痛(とうつう)軽減などを主とした医療行為(緩和医療) 患者とその家族の肉体的・精神的苦痛を和らげ、生活の質を維持・向上を目的とします。
【延命治療】 疾病の根治ではなく延命を目的とした治療のことである。 生命予後不良で根治が見込めない患者に対し、人工呼吸や輸血、輸液などによって延命を図ることを目的とします。
輸液(ゆえき)とは、水分や電解質などを点滴静注により投与する治療法である。
【安楽死】 助かる見込みのない病人を、本人の希望に従って、苦痛の少ない方法で死に至らせることを言います。(日本では、認められていません) ※実施国、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、アメリカ一部の州
【尊厳死】 個の人格としての尊厳を保って死を迎えること。 ※リビングウィル(いのちの遺言書)病が不治かつ末期に、延命措置を施さないでほしいと元気なうちに宣言し記しておくこと。 1、私の傷病が不治で、死が迫っている時、単に死期を引き延ばす措置はお断りします 2、ただし私の苦痛を和らげるためには、十分な緩和医療を行ってください。 3、回復不能な持続的植物状態に陥ったときは、生命維持装置を取りやめてください。 ※認めている医師の元でないと尊厳死はできません。 認める医師は、全国で約1,200人
ただ、日本では事前に本人による指示書が準備されていても、治療を止めたことで、親族などから殺人だと訴えられる可能性がある。尊厳死のための法律がないため、当事者本人が尊厳死を事前に希望しても人工呼吸器を取り外すことはできないという声が延命治療の現場では圧倒的に多い[2]。
【臓器提供】 臓器移植は、病気や事故によって臓器(心臓や肝臓など)が機能しなくなった場合に、人の健康な臓器を移植して、機能を回復させる医療です。 健康な家族からの肺・肝臓・腎臓などの部分提供による生体移植と亡くなられた人(脳死後または心臓が停止した死後)からの臓器提供による移植があります。
【献体】 医学の解剖実習に役立てるために、自分の死後の体を提供すること。
献体登録 狭き門…希望者増加で、3年待ちも(新規登録停止中の団体もある)
これらは本人の意思表示が必要です。
ご希望される場合には意思表示しておくことが大切です。
周りの人は決めることができません。
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