民生児童委員研修(20230612)
弁護士 大胡田誠氏による講演でした。
大胡田誠氏は先天性緑内障により12歳で失明、全盲で司法試験に合格した(日本で3人目の弁護士)。
大胡田 誠|弁護士・所員紹介|おおごだ法律事務所 (oogoda-law.jp)
講師の紹介を聞き「全盲で司法試験受験が可能なのか?」「弁護士活動は可能か?」という疑問を持ちながら、終始食いつくように聞いていました。
現在の活動に至るまでの苦難を紹介してくれました。
日頃の弁護士活動の様子
小学校時代の様子
東京の中学校に進学し、そこで出会った本「ぶつかって、ぶつかって。」
東京の下宿探し
大学時代の弁護士を目指す出来事
さらには家庭のこと(奥様も全盲)・・・
私だったらこんなに頑張れるだろうか?乗り越えられるだろうか?
そんな苦難の連続のなか、大胡田氏の周りには「人」がいました。
司法試験受験時には点字の参考書、問題集は限られているので、一般の本を点字翻訳してくれたなどサポートしてくれる人がありました。
その結果、司法試験に合格しました。
ところで日本のバリアフリーは世界一だと言われています。
ただ、物は整っていても「人」の対応がまだまだのようです。
大胡田夫妻が盲導犬と外出する際、まだまだ入店できないお店も少なくない事例を紹介してくれました。
内閣府の令和4年度 障害者白書によると、
参考資料 障害者の状況|令和4年版障害者白書(全体版) - 内閣府 (cao.go.jp)
身体障害、知的障害、精神障害の3区分について、各区分における障害者数の概数は、身体障害者436万人、知的障害者109万4千人、精神障害者419万3千人となっている。
これを人口千人当たりの人数でみると、身体障害者は34人、知的障害者は9人、精神障害者は33人となる。複数の障害を併せ持つ者もいるため、単純な合計にはならないものの、国民のおよそ7.6%が何らかの障害を有していることになる。
とあります。
ざっくり国民の約10人に1人が何らかの障害者・・・私は全然実感がありません。
そう、大胡田氏いわく、まだまだ障害者が表に出づらい社会だと・・・
そこでこのような法律を紹介してくれました。
【全体】リーフレット「「合理的配慮」を知っていますか?」(cao.go.jp)
大胡田氏の努力と心の強さ、すばらしいです。
なかなか真似できるものではありませんが、諦めなければ何かできることを感じました。
ぶつかって、ぶつかって。 | 竹下 義樹 |本 | 通販 | Amazon (著者は日本初の全盲弁護士)
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