民生委員として葬儀執行依頼
区の福祉部から
「保戸田さんの担当区域の●●さんが亡くなりました。民生委員として葬儀執行者をお願いします」
初めてのことだったので「葬儀執行者とは?」と聞き直すと、身寄りのない人が亡くなった場合、民生委員などが葬儀を執り行うことになっているそうです。
ここで葬祭扶助について調べてみました。
葬祭扶助・・生活保護を受けているなど生活困窮者が亡くなった場合、自治体から葬儀費用が支給されます。
遺族が生活困窮者だったり、独居、身内がいないなど遺族以外の人が葬儀を手配するときに利用することができます。
生活保護法 第十八条
(葬祭扶助)
第十八条 葬祭扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して、左に掲げる事項の範囲内において行われる。
一 検案
二 死体の運搬
三 火葬又は埋葬
四 納骨その他葬祭のために必要なもの
2 左に掲げる場合において、その葬祭を行う者があるときは、その者に対して、前項各号の葬祭扶助を行うことができる。
一 被保護者が死亡した場合において、その者の葬祭を行う扶養義務者がないとき。
二 死者に対しその葬祭を行う扶養義務者がない場合において、その遺留した金品で、葬祭を行うに必要な費用を満たすことのできないとき。
・生活保護法(◆昭和25年05月04日法律第144号) (mhlw.go.jp)
「万一の時のために葬儀の予約をしてある」と聞いたことがあります。
でも誰が葬儀社に連絡するのでしょうか?
葬儀、火葬ができたとしても、誰が納骨してくれるのでしょうか?
葬儀社はやってくれません。
孤独死で亡くなった場合は、自治体は家族親族・・血縁の濃い順に「遺体の引き取り手」を探します。
自治体によっていろいろですが、
ご遺体のまま保管するところ、一定期間見つからないと自治体が火葬して、骨壺の状態で自治体の安置所?倉庫?に保管されます。
いつまでたっても引き取り手が見つからない、保管期間も決まっていないとなると、ずっと自治体の置き場で保管されることになってしまいます。
先祖代々のお墓とか生前に用意したお墓とか、入るお墓があるにも関わらず、納骨してくれる人を決めておかないとそのお墓に入ることができません。
「こういう葬儀をしてほい「葬儀はしなくてもいいので、どこそこのお墓に納骨してほしい」など希望を託せる人、葬儀、火葬、納骨をやってくれる人を見つけておいてください。
終活セミナー日程
終活ガイドCH【終活協議会】YouTube
Tweet