はじめての遺品整理
亡くなった方の家や部屋には、形見として残しておきたいもの、まだ使えそうなもの大きな家具や家電、もう処分してもよいものなどが入り混じって残っています。
家をすぐにでも明け渡さなければいけない場合もありますし、遺品をいつまでもそのままにしておくわけにはいきません。
遺品整理とは、このような故人の遺品を、残しておくものと処分するものとに仕分け・整理することです。
残しておくもののうち、現金、印鑑、銀行の通帳、株式証券、骨とう品や美術品などの貴重品は、遺族の誰かが管理したり相続したりすることが多いでしょう。 写真やアルバム、手作りの品など、捨てたくない思い出の品々は、手元に置いておくか、遺品供養を取り扱っている業者に依頼することもできます。 故人が一人暮らしだった場合は、食器棚やタンス、テレビなどが不要になることも多いですが、これらを自分で処分するのは大変です。
目次
【遺品整理を自分たちで行う】
<メリット>
・亡くなった方の遺品を自分たちの手で仕分けることで、心を整理するきっかけとなる。
・費用を抑えられる。
・第三者が介入しないのでトラブルが少ない。
<デメリット>
・気持ちの整理がつかない場合、思い出の品に触れると辛い気持ちがよみがえってしまう。
・処分するものが大量にある場合、トラックなどを借りて、ゴミ処理場まで運ぶ必要がある。
・時間と手間がかかる。
【遺品整理を業者に依頼する】
<メリット>
遺品整理専門の資格を持つ業者などに任せておくだけで、スムーズに作業を進めることができる。
・仕分けから回収まで依頼をするか、頼みたい作業内容によって適切な業者を選ぶことができる。
<デメリット>
・費用がかかる。
・想定外の追加料金を請求される、作業内容が事前の話と食い違っているといったトラブルが
起こる可能性がある。
・業者によっては、遺品を丁寧に扱ってもらえなかったり、回収した遺品を正しくない方法で処分されたりする場合もある。