生前整理基礎知識
実家の片付けについて、高齢者を守るためにというところがテーマです。
まず高齢者の事故の状況~事故と聞くと交通事故を想像した方も少なくないと思いますが、高齢者の事故の約77%が室内で起きています。
例えば
階段を踏み外して転倒
夜中に目を覚めたときにトイレに立とうとしてベッドから落ちる
玄関のちょっとした段差につまずいて転倒
カーペット、毛布、バスマットに足をとられてつまづく
風呂場で転倒・・・等々。
交通事故よりも家庭内で事故に遭うことの方が多いです。
そこで家の中の生前整理を進めていきましょう。
それって、整理整頓じゃないの?と思われるかもしれませんが、高齢者に対する「生前整理のきっかけ」です。
生前整理というと、親子間では切り出しづらい、ぎくしゃくする・・といったことが起こり得ます。
親の家であって、自分の家ではありません。子どもにとっては「なんでこんなに物があるの?早く片付けなさい」なんて言いたくなってしまいます。
ただ人それぞれ生きてきた過程が違います、思い入れが違います。子どもにはゴミに見えても、親にとっては宝物かもしれません。そこに配慮して、まず絶対に無理強いはしないことが大切です。
ではどのように?
物につまづいたら危ないから
火事地震災害の時に避難通路の確保のために廊下、階段に物を置かないようにしよう
といったことを伝えることでお片付けが進むとも言われています。
すべての家庭で同様にうまくいくとは限りません。そう家庭環境、親子関係によって違いがあるからです。
親が残された人生を充実したものにするために行うのが実家の片付け、生前整理だと言われています。親にとって何が大切なのか?何が必要なのか?しっかり見極めていく、そしてお互いを否定しないことがポイントです。
そして「安全を確保するためにやろうよ」という声掛けを忘れずにしましょう。できる範囲で少しづつ進めること、完璧を目指さない、これが必要か不要かを決めるのは親自身です。
「徹底的にやる」とは思わず、『5分だけやってみよう』と提案して少しづつ始めるとよいでしょう。
片付けは気力も体力も負担がかかるものです。
「高齢者は天袋は使わない」という選択肢も必要です。
椅子やはしごを使って転倒してしまう可能性があります。
人にはそれぞれ人生の歩みの価値観があります。親子といえども大切なもの、愛着があるものが全然違います。先に書いたとおり子どもにとってはゴミかもしれませんが、親にとっては宝物かもしれません。親は愛着のあるものと一緒に過ごしたいと考えているかもしれません。まずは親の声をしっかり聞いてあげましょう。親子といえども意外と親のことを知らないことばかりですので、ここでどのような思い出のものなのか聞いてみるのもいいですね。
これは遠回りに見えてしまいますが、実は一番の近道かもしれません。
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まず高齢者の事故の状況~事故と聞くと交通事故を想像した方も少なくないと思いますが、高齢者の事故の約77%が室内で起きています。
例えば
階段を踏み外して転倒
夜中に目を覚めたときにトイレに立とうとしてベッドから落ちる
玄関のちょっとした段差につまずいて転倒
カーペット、毛布、バスマットに足をとられてつまづく
風呂場で転倒・・・等々。
交通事故よりも家庭内で事故に遭うことの方が多いです。
そこで家の中の生前整理を進めていきましょう。
それって、整理整頓じゃないの?と思われるかもしれませんが、高齢者に対する「生前整理のきっかけ」です。
生前整理というと、親子間では切り出しづらい、ぎくしゃくする・・といったことが起こり得ます。
親の家であって、自分の家ではありません。子どもにとっては「なんでこんなに物があるの?早く片付けなさい」なんて言いたくなってしまいます。
ただ人それぞれ生きてきた過程が違います、思い入れが違います。子どもにはゴミに見えても、親にとっては宝物かもしれません。そこに配慮して、まず絶対に無理強いはしないことが大切です。
ではどのように?
物につまづいたら危ないから
火事地震災害の時に避難通路の確保のために廊下、階段に物を置かないようにしよう
といったことを伝えることでお片付けが進むとも言われています。
すべての家庭で同様にうまくいくとは限りません。そう家庭環境、親子関係によって違いがあるからです。
親が残された人生を充実したものにするために行うのが実家の片付け、生前整理だと言われています。親にとって何が大切なのか?何が必要なのか?しっかり見極めていく、そしてお互いを否定しないことがポイントです。
そして「安全を確保するためにやろうよ」という声掛けを忘れずにしましょう。できる範囲で少しづつ進めること、完璧を目指さない、これが必要か不要かを決めるのは親自身です。
「徹底的にやる」とは思わず、『5分だけやってみよう』と提案して少しづつ始めるとよいでしょう。
片付けは気力も体力も負担がかかるものです。
「高齢者は天袋は使わない」という選択肢も必要です。
椅子やはしごを使って転倒してしまう可能性があります。
人にはそれぞれ人生の歩みの価値観があります。親子といえども大切なもの、愛着があるものが全然違います。先に書いたとおり子どもにとってはゴミかもしれませんが、親にとっては宝物かもしれません。親は愛着のあるものと一緒に過ごしたいと考えているかもしれません。まずは親の声をしっかり聞いてあげましょう。親子といえども意外と親のことを知らないことばかりですので、ここでどのような思い出のものなのか聞いてみるのもいいですね。
これは遠回りに見えてしまいますが、実は一番の近道かもしれません。
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